2026.06.13

玄関手すりはおしゃれな縦型アイアンで。選び方・価格・介護保険まで

玄関の手すりは、安全のための設備であると同時に、毎日くぐる「家の顔」の一部です。結論から言えば、玄関に合うのは握りやすい25φ前後の縦型アイアン手すり。この記事では縦型・横型の使い分け、商品別の価格目安、後付けの条件、介護保険の使い方までを、鍛冶職人の自社工房が解説します。

黒い玄関ドアの脇に床から天井まで通した縦型ロングアイアン手すり Antoine の施工例

玄関にアイアン手すりという選択

玄関は、家族が毎日必ず通り、来客が最初に目にする場所です。上がり框の段差は家の中でもつまずきやすいポイントで、手すりの実用性はもともと高いのですが、「いかにも介護用品というデザインのものを玄関に置きたくない」という声を多くいただきます。

アイアン手すりの良さは、細いのに強いことです。鉄は素材そのものの強度が高いため、木製手すりのような太い断面にしなくても、大人が体重を預けられる強さを確保できます。マットブラックの細いラインはタイル・モルタル・無垢材のいずれとも相性が良く、玄関の空間をすっと引き締めます。

IRONWORKS ado の手すりは、鍛冶職人が自社工房で一本ずつ制作し、中間業者を挟まずに直販しています。だから既製品にはない1mm単位のサイズオーダーができ、価格も抑えられます。傷や錆を「鉄の味わい」と言い換えるようなものづくりはしません。毎日手に触れるものだからこそ、仕上げの美しさと握りやすさを最優先に作っています。

縦型と横型、玄関ではどう使い分ける?

玄関でまず検討したいのは「縦型」です。上がり框のそばの壁に縦に取り付けると、靴を脱ぎ履きする・框を昇り降りする・かがんだ姿勢から立ち上がる、という玄関特有の動作のすべてで自然に手が届きます。

一方の横型は、廊下や階段のように「歩きながら体を支える」場所に向いたタイプです。土間からホールまで距離のある玄関や、屋外アプローチでは横型が活きます。

迷ったら、ドアを開けてから框を上がるまでの自分の動きを一度なぞってみてください。体がどこでバランスを取っているかが分かれば、付けるべき位置とタイプは自然に決まります。

縦型横型
主な設置場所上がり框の脇の壁廊下・階段・アプローチ
支える動作立ち座り・靴の脱ぎ履き・框の昇降歩行中の体重移動
玄関での役割1本で昇降動作をカバーする主役距離のある土間・通路の補助
該当商品Claude / Catherine / Alexandre / AntoineRené / Marcel / Claire / Émile
スケルトン階段と床から天井までの縦型アイアン手すりのある玄関ホール
スケルトン階段と床から天井までの縦型アイアン手すりのある玄関ホール

玄関におすすめの縦型アイアン手すり4選と価格

当工房の縦型手すりは4種類。いずれも壁付けタイプで、長さは商品ページ上で1mm単位で指定できます。

定番は艶消し黒の Claude(クロード)。漆喰や白いクロスの壁に、黒の縦ラインが静かに映えます。明るい玄関にはマットホワイトの Catherine(カトリーヌ)。北欧系・ナチュラル系の内装にもよく馴染みます。立ち上がりでぐっと体重をかける方には、太径31.8φの Alexandre(アレクサンドル)。手のひら全体で握れる安心感が違います。吹き抜け玄関で床から天井まで通すなら、1.5〜3mに対応するロング縦型の Antoine(アントワーヌ)。玄関ドア脇に通した一本の縦ラインは、空間の主役になります。

価格は長さ・仕様で変わります。全商品の最新価格は価格一覧と各商品ページでご確認ください。

商品仕様価格(税込)
Claude25φ・マットブラック¥30,000〜
Catherine25φ・マットホワイト¥34,500〜
Alexandre太径31.8φ・マットブラック¥32,000〜
Antoine縦型ロング25φ・1.5〜3m¥56,000〜
縦型アイアン手すり Claude 25φ マットブラックの商品全体
縦型アイアン手すり Claude 25φ マットブラックの商品全体
マットホワイトの縦型アイアン手すり Catherine を握った手元
マットホワイトの縦型アイアン手すり Catherine を握った手元

設置場所のお写真から、無料でお見積もりできます

「うちの玄関に合うか分からない」という段階で大丈夫です。鍛冶職人が直接お答えします。

太さ25φという答え — 握りやすさは設計で決まる

手すり選びで見落とされがちなのが「太さ」です。安価な既製品に多い16φは大人の人差し指、19φは親指ほどの細さで、体重を預けるには心細いサイズです。当工房の手すりは25φ(単2電池より少し細いくらい)を標準にしています。実際に握ると、指がちょうど回り切る、安心感のある太さです。

太径のAlexandre(31.8φ)はさらに一回り太く、立ち上がる際に手のひら全体で押さえるように使えます。握力に不安が出てきた親御さまの玄関には、この太さが効きます。

座金(ブラケット)は1箇所につきビス2本で壁の下地に固定します。長さ1,100mm以上の縦型は座金の間隔を900mm以内に設計し、たわみを防いでいます。付属のビスは木下地用のため、コンクリート壁には専用ビスをご用意ください。角や引っかかる箇所が残らないよう仕上げているので、小さなお子さまのいるご家庭でも安心です。

25φの縦型アイアン手すりを握った手元。指が回り切る太さ
25φの縦型アイアン手すりを握った手元。指が回り切る太さ

玄関ポーチなど屋外側に付けるなら、溶融亜鉛めっきを

玄関ドアの外側——ポーチや外階段に手すりを付ける場合は、仕上げの選び方が変わります。塗装だけの鉄を屋外に置くと、ビス穴や小さな傷から内側に錆が進行します。

そこで当工房では、屋外設置には溶融亜鉛めっき処理を強く推奨しています。めっき層の亜鉛が鉄より先に腐食して内部の鉄を守る「犠牲防食」という仕組みで、傷が付いた箇所でも錆の進行を抑え続けます。めっき処理のうえに塗装仕上げまで行い、2mまでは本体価格+¥22,000です。仕組みと工程は溶融亜鉛めっきの解説ページで写真付きで紹介しています。

介護保険で付ける玄関手すり — 「白いプラ手すり」以外の選択肢

親の住まいに手すりを、と考えたとき、要支援・要介護認定を受けていれば介護保険の住宅改修費が使えます。工事費20万円までが支給対象で、自己負担は1割(所得により2〜3割)。そして制度上、手すりのデザインに指定はありません。つまり、住まいに馴染む鍛鉄の手すりも介護保険で取り付けられます。

当工房は千葉市の住宅改修費「受領委任払」取扱事業者です。受領委任払なら工事費全額を立て替えてから払い戻しを待つ必要がなく、最初から自己負担分だけの支払いで済みます。千葉市以外の方は通常払い(立替え後に還付申請)となりますが、申請書類の作成は当方が代行します。

ケアマネジャーへの相談から事前申請・工事・支給までの流れと自己負担額の計算例は、介護保険の手すり設置ページにまとめています。

工房直販だから、相談から取付までが速い

注文の流れはシンプルです。商品ページで長さ(1mm単位)と色を指定すれば、そのまま購入まで完結します。座金付きストレートタイプは通常10営業日で発送、お急ぎの場合は特急5営業日(+20%)。取付ビス・タッチアップ剤が付属し、壁に下地があればDIYでの後付けも可能です。

「玄関の顔のひとつにもなり、もしかしたら何十年と私共を支えてくれる手すりですので、妥協せずに探しておりました」——神奈川県のお客さまからいただいた言葉です。手すりは一度付けたら何十年と使うもの。設置位置や長さに迷ったら、玄関の写真を添えてご相談ください。職人が直接、無料で回答します。よくある質問はFAQにもまとめています。

お客さまの声。玄関の顔として妥協せずアイアン手すりを選んだ神奈川県のお客さまの感想
お客さまの声。玄関の顔として妥協せずアイアン手すりを選んだ神奈川県のお客さまの感想

よくあるご質問

Q. 玄関の手すりはどこに付けるのが基本ですか?

上がり框のすぐ横の壁に縦型を付けるのが基本です。框の昇り降りと靴の脱ぎ履きの両方で自然に手が届く位置・高さに設置します。写真を添えていただければ位置決めの相談に無料で回答します。

Q. 玄関手すりは後付けできますか?壁の条件はありますか?

壁内の下地(柱・間柱)にビス固定できれば後付け可能です。座金1箇所につきビス2本で固定します。石膏ボードだけの箇所には取り付けられないため、下地位置の確認が必要です。

Q. 介護保険は使えますか?

使えます。住宅改修費として工事費20万円までが支給対象、自己負担は1〜3割です。当工房は千葉市の受領委任払取扱事業者のため、千葉市の方は立替えも不要です。詳細は介護保険ページをご覧ください。

一本ずつ、鍛冶職人が手づくりしています。

サイズも仕上げも、住まいに合わせて 1mm 単位でオーダーできます。

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